クレソンは正しい育て方をすればプランターいっぱいに大繁殖させることが可能です。

初心者でも簡単に家庭栽培ができ、さらに収穫の楽しみも存分に味わえるので人気が高い香草。
肉料理や魚料理の付け合わせとして、彩りを添えてくれるクレソンはいくらでも用途があるのでとても重宝するものです。

収穫してもどんどん新しい芽が出てきて伸びるので一年中収穫が可能なのも嬉しいポイント。

でも、収穫の方法によってせっかく育てたクレソンから収穫できるのは1度っきりになってしまう場合がありますので上手に収穫する必要があります。

今回はこの収穫方法について解説していきたいと思います。

どうやって収穫すればいい?上手な収穫方法とは


クレソンは、放置しているとどんどん茂ってきてやがてはプランターいっぱいになるほど成長も早い香草です。

収穫するのはだいたい茎の背丈が15センチ程度になったころがベスト。
茎の先端を摘んで脇芽を生やしていきます。

そうすると脇芽からまたどんどん成長してきます。
脇芽も成長して25cm~30cm位になったら同じように茎を摘んで収穫していきましょう。

こうする事で1つのクレソンから沢山収穫できるようになります。

オススメの収穫方法は、一番繁っている場所からどんどん摘んでいく事です。

花を咲かせたら

クレソンは花を咲かせると茎や葉が固くなります。
それでももちろん食べる事が出来ますが次第に枯れてきて美味しくなくなってしまうんですよね。

クレソンの花は食べられる?食べられない?花を食べる時の注意点と花言葉

なので、花が咲いたら茎を30%~50%ほど残して切ってしまいましょう。
残して成長させておけばまた成長してくるので何度も収穫を楽しむ事ができます。

茎から育てた場合はどれ位の日数で収穫するのがベスト?

クレソンを茎から育てる場合、土に馴染んでくればの話ですがどんどん成長してくるので約1ヶ月から2ヶ月ほどで収穫することが可能になります。

クレソンをプランターで育てるなら気をつけたい「土・育て方・種」について

これはあくまでも目安なので、実際にクレソンの茎の伸びを目で見て確かめて上記の長さになったら収穫していくようにしましょう。

15cmになった段階で、収穫せずにそのまま成長させてしまうと新芽の柔らかさが失われてしまい硬いクレソンになってしまうので注意が必要です。

種から育てた場合はどれ位の日数で収穫するのがベスト?

種からクレソンを育てる場合には、まず発芽させる必要があるので茎から育てる場合よりも多少時間がかかります。

それでも2ヶ月ぐらいから収穫が可能でしょう。

種から発芽させた時点である程度の間引きをすると、よりクレソンがしっかりと成長するので面倒でも間引きをするようにしてください。

クレソンの間引き 栽培や育て方で失敗しない為の方法

間引きをしてから1ヶ月後ぐらいが収穫に適した状態であることがほとんどです。
※冬の場合は2ヶ月~3ヶ月、夏の場合は育たない可能性があるので注意が必要です

クレソンを栽培する時期は冬・夏でも大丈夫?時期に関するポイント

クレソンの丈が15cmくらいになったら収穫の合図だと覚えておきましょう。

挿し木で増やす方法


クレソンを挿し木して増やすことはとても簡単です。

まず収穫したクレソンの中でも太くて立派な茎を選び、そのまま土に挿してお水をたっぷり与えてあげるだけでわりとすぐに根っこが出てくるのがわかります。

挿し芽から茎や葉が育ってくるのでこの挿し芽が15cm位になったら、茎と葉を摘みとっていきましょう。

そうすればまたその挿し芽から挿し芽が出てきて無限に収穫できます。

もちろん、スーパーなどで買ったクレソンでも挿し木は可能なのでどんどん増やす為にも積極的に挿し木を行ってきましょう。

まとめ

クレソンは本当に簡単に栽培でき短期間で収穫が可能な香草です。

スーパーなどで見かけるクレソンは数本で結構なお値段で販売されているのでたっぷり堪能することは難しいでしょう。

せっかく家庭で簡単に栽培して増やすことができるのですから、家庭栽培をぜひ試してみてください。

コツさえつかめば大したお手入れも必要とせず、一年中美味しくて新鮮なクレソンが食卓を飾ってくれるのですからオススメです。