クレソンをはじめて栽培しようと思っているけど、
- 冬でも丈夫に育つの?
- 夏でも美味しくなる?
こういった事が心配でいつから育てればいいのかわからない!
という人も多いと思います。(実際に私がそうでした)
なので今回ははじめてクレソンを育てたい!という人に、時期に関する重要なポイントについて解説していきたいと思います。
クレソンを栽培する際にオススメの時期や温度は?
クレソンはオランダガラシと呼ばれる植物でルッコラやダイコンの仲間になります。
原産地はヨーロッパの温帯気候の地域で日本の気候にもあった植物です。
生育温度は15°C以上ですので、3月以降に植えるのが最もオススメで、本格的な収穫は本州では初夏の頃がよいでしょう。
植物としては土の質が悪くても育ちますし、温度の変化にも強い方ですので、お庭でもプランターでも気温と水分に注意をすればよく育ちます。
そこまで気にする必要はありませんが、クレソンは水はけのよい土を好みますので、赤土と腐葉土を含んだ野菜栽培用の土に砂を加え水はけを良くすると根腐れを予防する事ができます。
肥料は固形肥料を生育時期の前に用土に混ぜ込み、生育時期には週に1回程度市販の液体肥料を与えるとよいでしょう。
種を蒔き初夏の収穫を行う前に、余分な茎を切り取り土に挿す挿し木と呼ばれる方法で株を増やすことができます。
挿し木は土ではなくハイドロカルチャーと呼ばれる水耕栽培でも増やすことができ、屋内の窓際でもよく育ちますのでオススメ。
ハイドロカルチャーに特別な道具は必要なく、100円ショップのハイドロカルチャー用の土を飲み口を切ったペットボトルに入れクレソンの茎を挿すだけでよく育ってくれます。
ペットボトルを使うのは水の量が把握できるので、水分量をきちんと把握したい人はぜひペットボトルで育ててみましょう。
冬でも栽培はできる?越冬はできる?
クレソンは耐寒性と呼ばれる寒さに強い性質があります。
植物自体が凍ってしまう氷点下の気温になる山間部や東北地方、北海道地方以外では越冬させる事が可能です。
冬場の栽培は最低5°C以上の気温が必要になり、屋外で栽培できる地域は限られてしまいます。
屋外での越冬には雪や霜を遮る穴の空いたビニールなどで覆ってあげるとよいでしょう。
冬場も収穫したい場合にはプランターに植え替え玄関や窓際など屋内に入れることをオススメします。
夏に栽培するなら注意するべき気温の事と対策方法
クレソンは温帯の植物ではありますが、強い日差しや30°Cを超える暑さに弱いです。
真夏の直射日光で葉が焼けて茎がしなってしまいます。
なので関東より南の地域の真夏では日陰を作り直射日光から守ってあげることで葉が焼けたり、暑さで茎がしなるのを防いであげましょう。
南向きの庭の場合には壁に近い場所に植える、プランターは日中日陰になる場所に移してあげるとよいでしょう。
まとめ
クレソンは鉄分とカルシウムなど健康成分を多く含んだサプリのような野菜です。
原産地が温帯気候の地域であり、日本の気候にもよくあった植物でお庭でもプランターでも簡単に育てることができます。
栽培を上手する最大のポイントは気温と水はけです。
土は100円ショップで売っている土でもOKですが、美味しく栄養価の高いクレソンを育てたいのであれば、野菜栽培用の土に砂を加え水はけを良くすることが大切になってきます。
ハイドロカルチャーと呼ばれる水耕栽培にも適した植物ですので、お庭やベランダのない室内でも簡単に育てることができます。
冬場の場合は5℃以下にならないよう、室内で育てたり、屋外での越冬には雪や霜を遮る穴の空いたビニールなどで覆ってあげましょう。
真夏の季節に育てる場合は、日中日陰になる場所に植え、プランターも日中日陰になる場所に移動することで葉が焼けて茎がしなるのを防いであげましょう。